基地の周りで生活している人は何を考え暮らしているのか。厚木基地と横田基地の周辺で暮らす人々にそれぞれの思いを取材し、そのインタビュー映像を基にした映像作品。基地が無くなることを願う人がいれば、一方で基地の活気が失われ、悲しむ人もいる。そのような基地問題の困難さと虚しさ、どうしようもなさに直面することとなった。 困難さの原因の1つは、「賛成か、反対か」という単純な2択では、誰かが苦しむことになるという構造にある。基地「賛成/反対」や「残す/残さない」という既存の考え方を乗り越えて僕達はこの場所でどう生きていけるのだろう。